花象プレーリーで生食パンを作る
/ カテゴリ:パン /
カナダ産小麦のみを使用。給水と作業性に優れ、芳醇な香りのパンに仕上がります。
メーカー | 千葉製粉 |
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分析値 | 灰分: 0.37 / 蛋白 : 12.3 |
原料 | カナダ産小麦 |
用途 | 山型食パン、角食等 |
昨今巷を騒がせている『生食パン』。そもそも、生食パンとは何なのか。どうやら、これといった定義づけがあるわけではなく、
『トーストしなくてもおいしい』
『何もつけなくてもおいしい』
『耳まで柔らかい』
などといった条件を満たす食パンを指すようです。ただし、この生食パン。各店舗必ずと言っていいほどの共通項があります。それは、『カナダ産100%の小麦粉を使っている事』。
何故カナダ産なのか。
それは、カナダの厳しい気候の中で育った1CW(小麦粉の品種・No.1 CanadaWesternの略)がタンパク質を多く含む良質の小麦粉に育ち、吸水性が高く、伸びの良い製品になる。このことが生食パンには何よりも欠かせないからでしょう。そのせいか、生食パンを扱うお店は大抵『カナダ産高級小麦使用』をうたい文句にしています。
高級、と聞くと『扱うのが難しそう』と、少し嫌煙してしまいがちですが、このプレーリーにそんな不安は必要ありません。千葉製粉さんの製粉技術により丁寧に製粉されたプレーリーは、作業性の非常に高い製品となっております。
では、実際に作ってみたいと思います。
<材料(%)>
〇プレーリー・・・100
〇生クリーム・・・80
〇水 ・・・25
〇砂糖 ・・・5
〇塩 ・・・0.8
〇イースト ・・・1.5
発酵中。違いがはっきりとわかるほど、どんどん膨らみます。
ちなみに、某有名店と同じく、練り時間を通常の2倍にしてみました。
ホームベーカリーで作ったので、多少の不安はありましたが、無事に完成です。
柔らかく仕上がりすぎたので、なかなかまっすぐ切ることが出来ないのが、唯一の難点でしょうか。ですが、それ以外は合格点だと自負しております。
作ってみた感想といたしましてはまず、とてもきめ細やかな粉です。丁寧に製粉された1CWは、生食パンによく使われる生クリームもしっかりと抱き込み、食材の風味を存分に活かしてくれています。
そして、発酵中の画像からもお分かりいただけるように、非常によく膨らみ、伸びがいいです。ほっといたら、過発酵などではなく、普通にどこまでも膨らみそうな勢いです。
焼き上がりもしっとりと仕上がり、生食パンならではのふわふわした食感でした。通常の食パンでは御法度とされている、俗に言う『腰折れ』の状態です。しかし、これがおいしさの秘密でしょう。耳まで柔らかくふにゃふにゃの食パンは、翌日には熟成され更にきめが細やかになり、焼き上がりとは違ったまた新しい食感を出していました。
今流行りの生食パン。やってみたいけどカナダ産小麦粉は高級で手が出せない。生クリームを使うと作業性が心配。ご安心ください。千葉製粉さんの花象プレーリーなら、そんなベーカリーさんのお悩みを一挙に解決してくれることでしょう。
貴店も花象プレーリーで、生食パンというNEWアイテムを店頭に並べられてはいかがでしょうか。
(記事:営業開発 上田)